障がい者が働くということ・・・講演会より。

だいぶ前の話になるのですが
通っている療育繋がりで
就労についての講演会がありまして
お話を聞いてきました。

講演会に来ていたのは、
中度~比較的軽度のお子さんをもつ親御さんたち。
療育施設がそのようなタイプのお子さんを対象にした場所なので
その方々を対象にしたような内容になっておりました。


・就労移行支援事業所の所長さんのお話。


「18歳になったら社会に出る」ということをもっと意識してください。
支援学校ではたいてい、高等部になってから
「進路をどうしよう」と親ごさんたちは騒ぎ始めますが
高等部になってからでは遅いと思ってください。

障がい者雇用はものすごく狭い門です。
企業が欲しいのは「肢体不自由」です。
「知的障がいはいりません」ってはっきり言われます。
テレビでしょっちゅうCMをやっている大企業でも対応は冷たいです。
たまに求人があったとしても、1人の求人に30人~40人来ることも少なくないのです。

子供を成長させようと思ったら、
親も一緒になって成長してください。
なんだかんだいっても、一生親身になって支援してくれるのは
親しかいないと思ってください。
今できることを頑張ってください。

いま、障がいのある人が
20歳から60歳まで施設に入所するとしますと
「1人あたり2億円」かかります。
(計算してみると1ヶ月あたり、
大体41万6000円くらいになります)

不況の日本で、これからこの体制を維持していくのは難しい。
働ける人は働かないとみんなが生きていけないです。
障がい者といえども、国家の一員であり社会の一員です。

いまから「我が子には将来どういう仕事が合うのか」
探しておいてください。
将来働くために、日々の積み重ねが大事です。
「挨拶」「感謝」
そして素直な子供らしさはとても大事です。


・もと支援学校の先生のお話

就労にむけて大事なこと


1・日常の生活能力、身辺自立、生活リズムが整っていること。

2・豊かな心。好きなもの、好きなことがある子供に。
「別に・・」「なんでもいい・・」ではなくて
「○○が好きっ!!」って言える子供に。

3・健康な身体と体力。まる一日の立ち仕事に耐えられるように。

4・コミュニケーション能力。「挨拶」は大事。

5・集団生活は大切。仲間とのコミュニケーション。

6・家事力。
「ちょっとしたお手伝い」ではなくて
「この子の御仕事」として責任もってやらせる。
例えば食事なら、ちょっとお皿拭いて終わり・・ではなくて
買い物~お料理~食べる~後片付けまで流れとして通してやらせてみる。

7・仲間づくり 余暇の使い方

8・地域で生きる 地域のサポート


講演会を聞いてからだいぶ時間が経っているので
なんとなくあいまいな内容になってしまいましたが(^^;)
こんなふうな内容だったと思います。


お話を聞いて・・・・


「いや~~・・・・思っていたよりずっとずっと厳しい」
って、
呆然として帰路についたのを覚えています。

こうして書いていて、そのときのことを思い出します。


読んでくださっているかたのなかには
「うちの子は重たいから就労なんてとても無理だわ」
と思われているかもしれません。

だからこそ、
「障がいがあろうと働ける人は働かないと」
なんだと思います。
本当に働けない人や、その家族たちを支えていくために。
働ける可能性のある人まで福祉支援におんぶにだっこでは
福祉制度自体が破綻しかねません。


そのために今なにが出来るのか・・・・


とりあえず、
今できることからやらせてみよう。

そう思った講演会でした。

この記事へのコメント

もよこ
2012年09月13日 15:52
企業の欲しい障害者ははっきり言ってその通りですよね。
「体が元気でも話が通じない相手には仕事を任せられない」これが現実ですよね。

小学校の頃から「社会に出なければならないから甘やかさず訓練を!訓練を!」と言われ続けお尻を叩かれてきました。
実際は、ここで紹介されていらっしゃった『虎の穴』的な高校もこちらにあり、もの凄い倍率のなか軽度の子達は受験しますが、受かって厳しい訓練三昧の3年間でも結局は就職先はパートやバイトばかり。正規雇用は年に1,2件。
それでも雇ってくれる所に行くそうです。そしてすぐにバイト期限が切れて無職・・・
知能だって成人しても10歳程度しかないし自閉の症状をなくすことはできないし
できれば作業所と契約し自分のペースで働かせてほしい、というのが本音です。
でもそれには使用料を払い続けなきゃいけないんですよね。そのお金はどこから調達すればいいのか。軽度の障害者年金ではとても足りません。
最近は将来のことを考えたくないな~ってなっています^^;
ブログ主@もよこさんへ
2012年09月15日 15:16
コメントありがとうございます。

そうそう、軽度の子供はなんとか働かないと・・なんですよね。
こちらの「虎の穴」学校はけっこう正規の雇用が多いようです。
それでもこの不況でなかなか仕事につくのは難しいようです。

そうそう、作業所の利用料、軽度の場合支払っていくのが難しいみたいですよね、
こちらでは市内に「送り迎えのある作業所」はたった1つです。
つまりどこに通うにも親などが送迎必須、ってことです。
給食があるところは1回300円だったかな?それを1ヶ月20数日払うとなればけっこうな金額なんですよね・・・
私もこの頃将来から逃れたいです(^^;)学校に通えるうちが華、だと思います。

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